海軍五省 海軍五省(ごせい)とは、日本海軍の士官学校である江田島の海軍兵学校(現在は海上自衛隊幹部候補生学校)において、生徒がその日の行いを反省するために自らへ発していた5つの言葉であり、自戒の言葉であったといわれています。 一、至誠に悖るなかりしか(誠実さに背いていなかったか) 一、言行に恥ずるなかりしか(言行不一致な点はなかったか) 一、気力に缺くるなかりしか(精神力に欠いた点はなかったか) 一、努力に憾みなかりしか(努力するのに心残りはなかったか) 一、不精に亘るなかりしか(怠けてものぐさになっていなかったか) 生徒はこの言葉を唱え、瞑想し、心の中でその問いに答えながらその日一日の自分の行動について自省自戒したといわれています。 日本海軍の伝統といえるでしょう。 |