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ビジネスや経営に役立つ法則

ここでは、ビジネスや経営に役立つ法則(心理法則や数の法則)を集めてみました。世の中には、数字や心理にまつわる法則が数多く存在します。経験則が多いですが、多くの人の行動や経験から導き出されたものですので、人生の機微に触れたものや含蓄に富むものも多く、様々な教訓を得ることができます。

1.78対22の法則

78対22の法則とは、世の中の多くのことは、78対22で成り立っています。地球における海と陸地の割合、空気の窒素と酸素の割合、人間の体の水分とそれ以外の物質の割合、人間の肺呼吸と皮膚呼吸の割合など、自然界の背後に存在する法則です。

2.ベンフォードの法則

ベンフォードの法則とは、世の中に溢れる数字をランダムに取り出すと、1で始まる数字がもっとも多く(全体の20%程度といわれています)、9で始まる数字が最も少ない(全体の5%弱といわれています)という法則です。アメリカの物理学者、フランク・ベンフォードが発見した法則です。

3.ジャネーの法則

ジャネーの法則とは、生涯のある時期における時間の心理的な長さは年齢の逆数に比例するという法則です。19世紀のフランスの哲学者であるポール・ジャネーが考えた法則です。たとえば、5歳の子供にとっての1年はそれまでの人生の5分の1ですが、50歳の人にとっては実勢の50分の1に相当します。そのため、年を取れば取るほど、時間のながれが早く感じられるようです。

4.ロジャースのイノベーター理論

ロジャースのイノベーター理論とは、1つの商品が世の中に定着するか否かは、普及率が16%に達するかどうかで決まるという理論です。マーケティングの分野でよく知られている理論です。アメリカの社会学者、エベレット・M・ロジャースの考えに依拠している。消費者は、イノベーター(革新者)、オピニオン・リーダー(初期採用者)、アーリー・マジョリティ(前期追随者)、レイト・マジョリティ(後期追随者)、ラガード(遅滞者)の5つに分類されます。このうち、イノベーターとオピニオン・リーダーに相当する16%の人々が購買意欲を持つようになると、マジョリティが追随してくるため、ヒット商品につながるとのことです。

5.ザイアンスの法則、セブンヒッツ理論

人は商品に接する回数が多くなるほど親しみを感じ、好印象を持つようになるのがザイアンスの法則です。アメリカの心理学者、ロバート・ザイアンスが提唱しました。セブンヒッツの法則は、マーケティングの分野でよく用いられています。人は情報に3回接することによりその商品を認知し、7回接することによりその商品を手に取るという法則です。

6.クープマンの法則

クープマンの法則とは、市場シェアの26.1%を達成できれば、強者の仲間入りができるという法則です。アメリカの数学者、バーナード・O・クープマンがラインチェスター理論に基づき提唱しました。クープマンによれば、市場影響シェア26.1%までたどり着けば、競争から一歩抜け出し、安定的な地位を確立できるとのことです。まさに市場における強者と弱者の境目になります。実際にこの水準のシェアに達すると、業界1位もしくは2位には入れることが多いようです。

7.スタージョンの法則

スタージョンの法則とは、どんなものでも全体の90%はカスであるという法則です。アメリカのSF作家、シオドア・スタージョンが言った「SF小説の90%はカスである。ただしどんなものも90%はカスだ。」という言葉に由来するそうです。たしかに雑多なものがあって、初めてその中から本当に優秀な、一流のものが出てくるといえるでしょう。

8.リトルウッドの法則

リトルウッドの法則とは、奇跡は1ヶ月に1回の割合で、誰にでも起こるものであるという法則です。統計学の大家ジョン・E/リトルウッド博士により提唱されている。人間は1秒に1回なんらかの出来事に出会っていて、1日8時間意識はっきりを持って活動しているとすると、1ヶ月に100万回の出来事に遭遇します。奇跡、すなわち通常は普通は起こらないような出来事は100万回に1回の確率で発生するので、人間は誰でも1ヶ月に1回は奇跡に遭遇することになるのだそうです。

9.10,000時間の法則

1万時間の法則とは、何かに習熟して一流のレベルになるには、1万時間の努力が必要という法則です。アメリカ在住のコラムニスト、マルコム・グラッドウェルが唱えた法則になります。1日1時間のトレーニングを行うとすると1万時間を達成するには27年間かかるが、1日5時間取り組めば、5年半で達成できます。量質転化ともいいますが、やはり日々のたゆみない努力が大切といえるでしょう。

10.エメットの法則

エメットの法則とは、するべきことをすぐに片付けないで先延ばしすると、2倍の時間と労力を必要とする法則です。タイムマネジメントやストレスマネジメントが専門のリタ・エメットが提唱しています。すぐにできることを先延ばしすると、2倍のエネルギーが必要になります。お互いに気をつけましょう。

11.マジカルナンバー7の法則

マジカルナンバー7の法則とは、アメリカの心理学の大家、ジョージ・ミラーにより提唱されました。人間の短期記憶容量は7±2程度であるという法則です。すなわち、人間は同時に7つ程度のことしか記憶できないということが実験結果より導き出されたとのことです。

12.ズーニンの法則

ズーニンの法則とは、仕事でも勉強でも最初の4分間をうまく乗り切れば、あとはスムーズに運ぶという法則です。すなわり物事をうまくこなせるかどうかは、最初の4分間で決まるということになります。また、初対面の相手に対する第一印象も4分間で決まるといいます。アメリカの心理学者、レナード・ズーニンが提唱しています。

13.メラビアンの法則

メラビアンの法則とは、人が相手に与える印象の割合は、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%であり、視覚情報が非常に大切であるという法則です。アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱しています。言っていることの内容よりも、見た目で相手の受ける印象が変わってくる場合も多いものです。気をつける必要があります。

14.ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則とは、別名、ヒヤリハットの法則とも呼ばれます。1つの重大事故の背後には、29の軽微な事故と300の以上が隠されているという法則です。アメリカの損保会社に勤務していたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが統計を分析して導き出した法則です。ヒヤリとしたり、ハッとした軽微な異常が発生した場合、大きな事故に繋がる可能性が高まります。ヒヤリハットが重なったときは、すぐに根本的な原因を調査し対処する必要があります。

15.ロングテールの法則

ロングテールの法則とは、一見取るに足りないように見える8割のものを軽視してはいけない、という法則です。とくに最近ではネットショップの事例と関連して説明されます。売れ筋ではない8割の商品をうまくさばいて売ることができれば大きな成果につながるといいます。

16.2−6−2の法則

2−6−2の法則とは、働き蟻の法則とも呼ばれます。集団が形成されると2対6対2の割合で組織への貢献度に応じ3つのグループに分かれるという法則です。すなわち、組織や企業というのは、どんなメンバーが集まっても2割の働き者、6割の普通の人、2割の怠け者に分かれてきます。これは蟻の集団の観察でも確かめられています。蟻の集団を観察すると、2割の働き蟻、6割の普通の蟻、2割の怠け者の蟻に別れますが、そこから働き蟻、もしくは怠け者の蟻だけを取り除いても、もしくは集めても、しばらくまた同じ比率に分かれていくそうです。

17.パレートの法則

パレートの法則とは、ニハチの法則とも呼ばれます。イタリアの経済学者、ヴィルフレド・パレートが提唱した法則で、富の8割を2割の高額所得者が占有していることから、結果の8割は原因の2割に基づくという法則になります。この法則は多くのことに当てはまります。企業の利益の80%は20%の優秀な社員が稼ぎ出している、売り上げの80%は上位20%の顧客がもたらす、故障の80%は部品の20%に起因する、所得税の80%は課税対象者の20%が負担しているなど、多くの事例が紹介されています。

18.ピークエンドの法則

ピークエンドの法則とは、何か出来事が起こったとき、その出来事の印象を決定付けるのはピーク時とエンド時であるという法則です。たとえば、デートを例にとると、一番盛り上がった瞬間(ピーク)と、最後の別れ際(エンド)がどうだったかによって、そのデートや相手の印象が決まってくると言われています。

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19.ヤーキーズ・ドットソンの法則

ヤーキーズ・ドットソンの法則とは、人は適度な刺激を受けるとテンションが上がってパフォーマンスが向上するが、興奮し過ぎると逆にパフォーマンスが低下するという法則です。部下を叱咤激励するときも、強く言い過ぎてプレッシャーをかけ過ぎると逆効果になります。だからといって、放任しても、惰性で仕事をするようになってしまいます。この勘所が難しいですね。

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20.KISSの法則

KISSの法則とは、「Keep it simple, stupid」の略を取った法則です。日本語にすると「シンプルにしておけ、ばか者が」という意味になります。何事も複雑にするのはよくない。できるだけ単純に考えろ、という法則です。単純に考えた方が物事の筋道が理解しやすいし、また人に説明するときも理解してもらいやすいといえます。

KISSの法則 - Keep It Simple, Stupid ! -

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21.テンション・リダクションの法則

テンション・リダクションの法則とは、何かひとつのことをやり遂げると、緊張の糸がプツリと切れて、心理的に無防備な状態になるという法則です。マーケティングや営業の世界では、そのような状態のときに商品を勧めると購入率が一気に上がると言われています。

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22.認知的不協和の法則

認知的不協和の法則とは、米国の心理学者、レオン・フェスティンガーが唱えた法則で、人間は矛盾する認知を2つ抱えると、一方を変化させ、不協和な状態を低減、もしくは解消させるという法則です。つまり、自分の中でなんとか辻褄を合わせ、不協和な状態をなくしてしまおうとするようです。

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23.スティンザーの法則

スティンザーの法則とは、会議に関する法則で、次の3つにより構成されます。
@過去に対立した相手は、向かい合わせに座る。 A誰かが発言するとその直後は反対意見が出やすい。 B議長の権限が強いと、参加者は隣の人と、弱いと向かいの人と私語を交わすことが多い。
言われてみれば、確かにそのようなことが多く起きるような気がします。

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