M&AとはMergers and Aquisitionsの略で、会社の合併（merger）と買収（acquisition）を組み合わせた用語で、企業合併や買収の総称です。Ｍ＆Ａは、新規事業や市場への参入のほか、業務提携や経営不振の企業を救済する目的で行なわれます。

M&Aにおいては、売却する側は、コアではない不要な事業を売却することで、選択と集中を進めることができ、経営資源を有効活用することができます。一方、買収する側は、既存事業をより強化したり、事業の多角化や事業領域の拡大を図ることができます（技術力の強化や商圏の拡大）。

とりわけ買収する側は、以下の点に十分留意してM&Aの検討を進める必要があります。

１．規模拡大によるスケールメリットの追求
２．弱点の補強（技術力や販売チャンネルなど）
３．既得権の取得