木綿豆腐と絹ごし豆腐

豆腐には木綿豆腐と絹ごし豆腐があります。

このふたつの違いはつくり方にあります。

絹ごしは濃い豆乳に凝固剤を加えてそのまま固めてつくります。木綿は絹ごしより薄い豆乳に凝固剤を加えて固め、それを一度崩してから圧力をかけて水分を搾り出して固め直してつくります。

絹ごし豆腐は水溶性のビタミン類であるビタミンＢ類、カリウムなどが多く、カロリーが控えめです。これに対し、木綿豆腐は水分を搾り出してつくるため、栄養も凝縮されていて、タンパク質、鉄分、カルシウムが多く含まれています。

また、豆腐に含まれているレシチンは、脂質代謝の改善効果があり、脂肪肝の予防に効果的です。さらに脳の活性を促し、記憶力や集中力を高めて、物忘れやボケ防止にも効果があるといわれています。

さらに、血中のコレステロールを低下させる植物コレステロール、ビフィズス菌のエサになるオリゴ糖、活性酸素を抑制し、老化を防止するサポニンなど、豆腐には老化を防ぐ栄養素が数多くふくまれているそうです。

いずれにしても、どちらも畑の肉とよばれる大豆からつくられていますので、必須アミノ酸がバランスよく含まれているといえるでしょう。


（参考文献）

老けない人は何を食べているのか (青春新書プレイブックス)


（その他の関連文献）

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