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酢タマネギ
酢タマネギが健康に良いと評判です。
古来、タマネギは、さまざまな薬効を持つ食材として珍重されてきました。タマネギの健康効果としてイオウ化合物の働きは重要です。イオウ化合物には、血液をサラサラにして中性脂肪値やコレステロール値を抑える働きがあることはよく知られています。それに加えて、抗酸化作用も重要です。
老化や病気の元凶ともいわれているのが活性酸素ですが、イオウ化合物には、強力な抗酸化作用があり、体内の過剰な活性酸素を減らしてくれるのです。また、タマネギには、ミネラルやビタミンも豊富に含まれています。これらも高い抗酸化作用を発揮するので、イオウ化合物とともに活性酸素と戦ってくれます。
酢タマネギの12大パワー
(1) 血液をサラサラにする
タマネギに含まれる硫化アリルには、血管内で血液が固まるのを防ぐ、血液サラサラ効果があります。加えて、酢にも血液がネバネバになるのを防ぐ効果があり、血液の循環が良くなります。
(2) 血圧を正常化する
タマネギの硫化アリルと酢の血液サラサラ効果により、血管が広がり、血流がよくなります。さらに、動脈硬化が改善され、血管壁の弾力性が改善されることにより、血圧を下げる効果が期待できます。
(3) 血糖値をコントロール
タマネギに含まれる硫化アリルやケルセチンには、血液中では余分な脂質や糖質を減らす働きがあります。さらにタマネギの食物繊維が、食後の血糖の上昇を抑制してくれるので、血糖値のコントロールに役立ちます。
(4) コレステロールや中性脂肪を減らす
タマネギと酢には、どちらも体内の余分な脂質(コレステロールや中性脂肪など)を減らす働きがあります。
(5) 新陳代謝、スタミナアップ
酢に含まれるクエン酸の作用で新陳代謝が高まります。加えて、タマネギの硫化アリルは、特に筋肉細胞において、糖がエネルギーに代わるときに必要なビタミンB1の吸収を高め、その働きを高めます。
(6) 腸内環境をよくする
タマネギに豊富に含まれるオリゴ糖が、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内環境を改善します。
(7) 便通をよくする。
タマネギのオリゴ糖で腸内環境が整うとともに、食物繊維によって腸内の蠕動運動が促進されるため、便秘の改善に役立ちます。
(8) 動脈硬化を予防する
タマネギには、硫化アリルやケルセチンをはじめとするファイトケミカルが豊富に含まれています、ファイトケミカルは、非常に抗酸化力が強く、動脈硬化の一因となる過剰な活性酸素を強力に除去してくれます。
(9) 肥満改善に役立つ
血中の余分な糖や脂肪を減らす作用により、余分な体脂肪の合成や蓄積を防ぐことができます。また、体細胞の新陳代謝が活発になることで、エネルギーの消費量アップも期待できます。
(10) 免疫力を高める
タマネギに含まれるケルセチンが免疫細胞を刺激して、免疫力を高めます。
(11) 骨粗鬆症の予防や改善に役立つ
タマネギと酢の血液サラサラ効果により、血流が良くなって動脈硬化が改善すれば、カルシウムやコラーゲンなどの骨に必要な栄養分がきちんと骨細胞に届けられるので、骨粗しょう症の予防や改善に役立ちます。
(12) 身近な食材で作れるので続けやすい
酢タマネギは、毎日食べることで効果が期待できる食品です。タマネギも酢も安価で手に入りやすい食材であり、続けやすいといえるでしょう。
タマネギの健康効果でよく知られているのは、血液サラサラ効果です。動脈硬化を防ぎ、悪玉コレステロールを減らすので、心筋梗塞などの予防になります。これは、含硫アミノ酸が変化したにおい成分の作用です。
(酢タマネギの作り方)
(1) タマネギは洗って皮をむき、半分に切って薄切りにする。
(2) (1)をさっと水にさらす。
(3) (2)の水気を切って塩を振りかけ、よく混ぜる。
(4) (3)を密閉できる容器に入れ、タマネギがひたひたになるまで酢を入れる。
(5) ハチミツを少量の湯で溶かし、(4)に加えてよく混ぜる。
(6) (5)を密閉し、冷蔵庫で保存する。
浸けて5日目くらいからが食べごろだそうです。
(参考書籍)
酢タマネギでやせる! 病気が治る! (高血圧、糖尿病を撃退する特効食)
おいしい! ! から毎日続けられる 酢たまねぎ健康法
(酢タマネギの効用)
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