|
ポリフェノールの効用
活性酸素は分子構造が変化した酸素で、非常に酸化力が強いのが特徴です。そのため、細胞などが損傷されてしまいます。老化や癌、動脈硬化などの病気は活性酸素による細胞の酸化が影響しているのではと言われています。
反面、私たちの体には増えすぎた活性酸素を撃退する仕組みも備わっています。活性酸素の攻撃から身を守る物質が、抗酸化物質と言われているものです。
とくによく知られている抗酸化物質が、ポリフェノールです。赤ワインやチョコレート、ココアなどに非常に多く含まれています。
また、野菜や果物にも、いろんな種類の抗酸化物質が含まれると言われており、野菜や果物の摂取は、発ガンを抑えるそうです。
とくに赤ワインは、ポリフェノールを多く含むことで有名です。フレンチパラドックスと言われる現象ですが、肉をたくさん摂取するにもかかわらず、フランス人に動脈硬化が少ない理由として、フランス人が赤ワインをよく飲むということが影響しているという調査結果が出たそうです。ぶどうの皮や種子、果実等すべてを使って醸造する赤ワインに多く含まれるポリフェノールが良い影響を与えているのです。
|