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特別儀仗隊
国家間の外交の場においては、外国の首脳や要人を迎えるとき、礼装の兵士が整列して歓迎セレモニーを行う。 とくに、外国の国賓、公賓、大将以上の軍人に対して行う儀仗を特別儀仗といい、日本では自衛隊の特別儀仗隊が行っている。場所は、皇居、迎賓館、空港、防衛省などで実施される。 特別儀仗は、迎賓館や防衛省に到着した国賓などに対し、儀仗隊が栄誉礼を行い、国歌の演奏を行う。その上で、中隊長に先導された受礼者が整列した特別儀仗隊を巡閲する形で実施されるのである。 特別儀仗には、外交上の儀礼という要素もあるが、一方で、国家を代表して国賓を歓迎するとともに、国家の威容と力を誇示する意味もあり、大変重要な儀礼といえる。 |